ゲーミフィケーションから学ぶスキルアップの方法【6つの手順で解説】[GAMIFY]

仕事

悩んでいる男スキルアップに悩んでいる人

スキルを身につけるために効率的に勉強したい

モチベーションを維持しつづけたいけどどうすれば・・・

こんなお悩みに答えます

本記事で、わかること
・ゲーミフィケーションから学ぶスキルアップの方法

まずゲーミフィケーションとは何か

ゲーミフィケーション(英: gamification)は、ゲームデザイン要素やゲームの原則をゲーム以外の物事に応用することを言う。
(出典:wikipedia)

ゲームってついつい熱中してレベル上げをしたり、やられても何度も何度も挑戦してしまうくらい熱くなりますよね。
このゲームの特性を会社内のイベントとか、自分の業務とか、ゲーム以外の部分に応用するのがゲーミフィケーションです。

これのゲーミフィケーションを詳しく書いているのが、ブライアン・バーク著「GAMIFYゲーミファイ」東洋経済版です。

この記事では本書籍の内容の一部を抜粋して、社会人や学生のスキルアップにゲーミフィケーションをいかに応用するかを解説します。

例をいくつか使いながら説明しますので、ゲームのように夢中になってスキルアップできる方法を知りたいかたはぜひご覧ください

ゲーミフィケーションから学ぶスキルアップのための6つの手順

1.目標設定


まずは目標設定です。
当たり前じゃんと思われがちですが、ここをいかに具体的にするかがモチベの維持であったり、手順を具体化する際に必要になります。

例えば英語スキルの上達といっても、以下のような目標が考えられますよね

・会社で昇進するためのTOEIC
・海外旅行でお店の人や現地の人と交流したい
・外資系企業でバリバリ交渉して成果をあげたい
・総理大臣の通訳になりたい

この目標がはっきりしてないと、的外れな勉強をしてしまいます

また途中でモチベーションが下がった時にも「あれ?何がしたくてこんなに頑張ってるんだろう」と目標があやふやだと努力を続けることができません。

ドラクエで倒す相手もいないのにただただスライムを斬り続けているのはつまらないですよね。

まず第1ステップとして目標設定をしっかりと具体化しましょう。

2.ステップ細分化


次はステップ細分化です。
これは目標を達成するために実際にどのように作業を進めていくかを具体化する作業です。

先ほどの英語スキルの上達を例にとり、海外旅行で話せるようになることを目標とすると

・海外旅行で使うキーワードをピックアップ
・そのシチュエーションとキーワードをひとつずる暗記する
・暗記できたと思ったらテストをして間違ったところを再度覚える
・全て覚えたら知り合いの英語ができる人や英会話教室で試す
・そこで8割がたうまくいけば実際の旅行先で使ってみる

といったところでしょうか。

上に書いたものよりも実際はさらに細かくしたほうがいいです。
人間は目の前のタスクが細かければ細かいほど行動に移しやすい生き物です。

またこのステップをリスト化して、達成できた部分はチェックをつけていき進捗を見える化しましょう

自分が成長している、進んでいるという感覚を得ることができてモチベーションにつながります。

3.知識のつながりを確認


次はこれまで学んだ知識と、今まさに学んでいる知識のつながりを確認しましょう。

可能であれば知識のマップを作ってつながりを見える化して、今からここを学ぶんだという意識を作るのがいいです。

例えば英語学習なら、

・レストランでお会計を頼むときは”Can I get the bill?”か・・・
・次は道に迷ったとき”Could you tell me where I am right now?”ね・・・
・この二つってどっちもCanの疑問文だけど過去形にすることで丁寧にしてるのか!

といったような感じです。

上のは簡単な例になっていますが、このように自分の知識をつなげていくというのがスキルを上げていくのに効果的です。

4.理論⇔実践の繰り返しを作る


これは理論を学び、実践してフィードバックのサイクルを素早く回すというものです。

ゲームのチュートリアルとかそうですよね

ドラクエで「たたかう」を押すと敵を攻撃するといった理論の説明があった後に、実際にスライムを攻撃して倒すことができる。
次は呪文を使うとMPを消費して攻撃するという説明があってから、メラを唱えて攻撃するとか。

ここで重要なのはフィードバックのスピードをいかに早くするかということです。

人間は自分が試したことの結果がすぐ出てこないと退屈してしまいモチベーションがさがります。

英語学習に例えると

・英語の会話を覚えて一人で口に出しながら覚える
・それを英語の先生に伝えてみて評価をすぐにもらう
・その結果をもとにまた練習していく

といったようにフィードバックがすぐに貰える環境に身を置く、その環境を作り出すことが、スキルアップのスピードを加速させつつ、モチベーションを維持していく方法です。

5.メンターおよび協力者を募る


メンター(指導者)や協力者を集めるというのはやる気にフィードバックのスピードにも関わってきます

またつまずいた時にすぐに解決策を見つけてもらえるというのが大きいです。

英語学習なら

・「L」と「R」の発音の違いが全くわからない。どう発音しているんだ?
・英語の先生に聞いて、実際に舌や口の形を教えてもらい指導してもらう

このような感じです。一人で頑張っているとこのような、「ちょっとしたつまずき」でたくさんの時間を費やしてしまうことが多々あります。私もそうです。

ですが、メンターとなる人やちょっと詳しい友達に聞くと、あっさり解決しちゃう経験みなさんにもあると思います。

このようにメンターや協力者にすぐに質問できる環境を作るというのは、泥沼にはまるのを防ぎ、学びの効率を上げることにつながります。

6.成功を祝う


これは意外と思われるかもしれませんが、成功したら祝いましょう

スキルアップの為の学習は生涯つづいていくものではありますが、とある「節目」で成果を確認する意味もこめて祝いましょう。

英語なら

・単語500個覚えられた記念
・英語を海外の人に話して初めて通じた記念
・海外旅行で全てひとりで現地の人と英語で会話した記念

みたいな感じですね。

さらにこのようにひとつひとつの節目でなにか「証」をためれるようにするとなおいいです。

・単語500個覚えらえたときのテストシート
・初めて通じた時に相手からスタンプもらう
・英語で全部話したときの写真

のように形に残るもののほうがいいです。
ゲームで言うとバッジとかトロフィーのようなものですね。

このような自分が何かを達成した「証」を振り返ることでモチベーションを維持し続けることができます。

最後に ゲーミフィケーションでスキルアップする方法 まとめ

ゲーミフィケーションの考え方でスキルアップする手順は以下の6ステップです

・1.目標設定
・2.ステップ細分化
・3.知識のつながりを確認
・4.理論⇔実践の繰り返しを作る
・5.メンターおよび協力者を募る
・6.成功を祝う

全て大事ですが、私は特に「5.メンターおよび協力者を募る」が大事だと思っています。

私も研究結果が全然解読できず、なんでこんなことになったんだと3日間くらい、色々な論文を漁り調べに調べたことがあります。

ですが結局わからずで上司に相談したところ、「○○さんがその分野詳しいから聞いてこい」とのこと

私は藁にもすがる思いでその紹介された方に聞いてみたところ、あっさり解決してしまいした。

自分では気づかない視点、知見などをメンターや協力者の方を頼ることで得られ、新たな発見につながります

このすぐに質問ができ、助け合うことができる環境にいかに身を置くか、またこんな環境を作り出すか、というのがスキルアップの近道だと個人的に思いました。

ここまで参考にさせていただいた「GAMIFY」という書籍には、ここで紹介したスキルアップの部分いがいにも、たくさんの応用例が書かれています。

興味のある方はぜひ読んでみてください。

ではまた。

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