プレゼンが苦手な人
どうすれいいんだよ・・・・
こんなお悩みを解決します。
早速質問ですが、「TED talks」ってご存じでしょうか?
TED talksは世界各国の知識人、脳科学の専門家やマジシャン、一流のエンジニアからコメディアンまで本当に多くの専門家の人たちのスピーチ動画を無料配信しているプロジェクトです。
こちらの動画は、小さな工場からロケット開発を成功させた
植松努さんの「思うは招く」というスピーチです。
とても胸が熱くなる素晴らしいスピーチです。
興味のある方はぜひご覧ください。
話が少しそれましたが、本記事ではこのTEDトークから学んだ
・TEDから学ぶ恐怖心を克服する方法
をまとめました。
私はもともと英語の勉強の目的で、「TEDICT」というアプリでTEDの動画を計50個ほど見ています。(アプリに興味ある方は「TEDICT」で検索)
これらのTEDトークから
会社でのプレゼンに活かせる部分をエッセンスをまとめました。
また書籍ジェレミー・ドノバン著「TEDトーク 世界最高のプレゼン術」新潮社版
も参考にし、この中からも実際の仕事に使える手法をまとめています。
本記事には書ききれていないたくさんのテクニックが書かれているので是非興味のある方は読んでみてください。
プレゼンに自信が無い方は参考になると思います。
是非ご覧ください。
TEDから学ぶ仕事で使えるプレゼンの5つのコツ
確実に伝えたいコアメッセージを決める
まず一番大事なのは自分のプレゼンのテーマ、核となるアイディアを
決めましょう。
例えば、プレゼンの内容が「企画の方向性を転換すべき」ということなら
その中で最も核となるアイディア、「現在の企画の問題点とその修正案」を
まず明確にします。
そんなの当たり前じゃんと思いますよね。私もそうでした。
しかし、やってみるとあれも大事、これも大事、こっちのアイディアは
自分が頑張って考えたものだから伝えたいし、、、と
結局何を伝えたいの?と相手を混乱させてしまいます。
結局このプレゼンでは核となるのはどこか。そしてそのメッセージを伝えるためにはどうすればいいか、をまず明確にしましょう。
「何のために」を最初に語り、「何をするか」は最後に語る
TEDに出演されている人はみな以下の流れでスピーチを行います。
2.どうやって実行するか
3.何をするのか
書籍「TEDトーク世界最高のプレゼン術」でアップを例に挙げています。
アップルの「WHY(何のために)」は「人々に現状への挑戦をしてもらうため」。「HOW(どうやって)」は「消費の主流となる多くの人々に手の届く価格で、すばらしい日常的なデジタル体験を設計(提供)することによって」。そして、アップルが行う「WHAT(何を)」は、さまざまなサイズ、形、色のコンピュータやスマートフォンを作ることです。
理系的な報告に落とし込むと
2.その課題のどの部分がどのように変われば解決するかを伝える(HOW)
3.それを実行するための対策案を明示する(WHAT)
このようになると私は解釈しました。
まずWHYを伝えなければ聞き手は「これをやる意義ってなに?」と疑問をずっと抱えることになり、いくら自分が何をするかを伝えても、重要性が伝わりません。
当たり前に聞こえますが、ついつい自分が頑張ったこと、見つけたことってたくさん言いたくなってしまうので、意識しておくに越したことはありません。
始めにプレゼンにどれくらい時間がかかり、聞き手が何を得られるかを明確にする
プレゼンを始める際には所要時間と何を聞き手が知ることができるのかをまずはじめに伝えましょう。
まず時間ですが、このプレゼンにどれくらいかかるのかを伝えないと、聞き手がどのレベルで聞けばいいか心構えができません。
30分くらいかなーというつもりで聞き手がいたのに、実は10分くらいのプレゼンだったら「あれ?もう終わり?もっと深いとこまで聞けるのかなと思ったのに」と聞く姿勢が異なってしまう場合があります。
次に何を得られるかですが、これもまず最初に伝えないと聞き手がわざわざ聞くべきなのかどうか判断ができないです。ちゃんと聞いてくれなくなります。
仕事といえど、相手は人間なので、自分にどのように関係があるのか、自分はどうすればいいのかが想定できないと集中して聞くことができませんし、下手したら時間のムダだなと思われてしまいます。
例えば車のセールスでいきなり家に来て、
と思いますよね。
だからこそ、何か伝えたいと思うなら、聞き手に準備してもらうために時間と聞き手が何を得られるかを、初めに伝えましょう。
一気に話し、適度に間を置くことで「えーっと」を防ぐ
ついつい話すときに「えーっと」とか「あのー」とか間もたせの言葉を言ってしまいますよね。
本人は無意識に発しているんですが非常に有害で、聞き手に
という印象を与えてしまいます。
そこでこの間もたせの言葉を防ぐのに一気に話して、間を置くことが有効です。
この「間」というのが非常に重要で、間を上手にとると自制の利いた人物という雰囲気が出てきます。
さらに話してのメリットだけでなく、聞き手も今聞いた内容を頭の中で整理する時間が与えられます。
一石二鳥にも三鳥にもなるテクニックなので慣れるまで練習してみてください。
結末はコアメッセージを伝え、今後どう行動するかを明示する
一番初めに書いたコアメッセージですがこれをプレゼンの締めくくりに再度伝えましょう。
またその効果を高めるためには「では最後に、」とか「まとめますと」とかこのプレゼンが終わりに向かっていることを示しつつ、間を持たせて聞き手の注意をひきましょう。
ではこのページで最後になります。(間)。今回の課題は〇〇でした。(間)。この課題を解決するためには対策方針を方針Aから方針Bに変えるべきということを説明させていただきました。(間)。方針Bに変えなければ本プロジェクトの成功は非常に難しいです(コアメッセージ)。前向きに検討していただけるとありがたいです。
といったように間を持たせつつ最後にコアメッセージを伝えることで聞き手に伝えるべきことをきちんと伝えることができます。また、その上で聞き手にどのように行動してほしいかを付け加えるとベストです。
TEDから学ぶ恐怖心を克服する方法
冒頭は暗記、あとは概要を書いたメモを準備
これは恐怖心、緊張を克服する方法にはなりますが、冒頭だけは暗記したほうがいいです。
最初が最も緊張しますが、そこを超えればその自信は最後まで続きます。
また使うことは無くても概要を書いたメモを仕込んでおけば心の支えになります。
実際のTEDトークでもたまに途中でメモを確認する方がいます。
いくら知識人といえど多くの人の前では緊張するものです。
メモさえあればパニックに陥ってしまうこともありませんよね。おすすめです。
最後に TEDに学ぶプレゼン術
TEDトークはそれぞれの専門家からの多くの知識を学べるとともに、人を感動させる素晴らしいストーリーの作り方、伝え方を学ぶことができます。
動画は全て日本語字幕が用意されているので英語が得意でなくても全然問題ありません。
とても勉強になるので是非見てみてはいかがでしょうか。
また本記事で参考にさせて頂いたジェレミー・ドノバン著「TEDトーク 世界最高のプレゼン術」新潮社版も読んでみると面白いと思います。
以上です。
ではまた
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